ながしま事務所通信


~ 知らなくてもなんとかなるかもしれないけど、知ってたらきっと役立つ情報をお届けします ~

第74号 平成23年8月 発行

コラム画像 コラム:当職が感じたことを徒然なるままに綴ります。

はじめてのなつやすみ 
 

  ~ 父の残してくれたもの

 当職の息子(6歳)にとって、初めての夏休みがやってきました。息子にとっては「たのしいなつやすみ」ですが、世の中のお母さんたちと同様、イクメンの当職にとっては大変です。昼間小学校に行っていないはずの息子が、平日も一日中家にいるのです。特に、わが家の場合は深刻です。その一日中家にいる息子が自閉症の上、嫁の体調が優れないため、どうしても当職に負担がのしかかります。体力的にしんどいのは耐えられますが、夏休みの間仕事を休むわけにもいかないし…。

 自閉症児を預かってくれる専門の施設にもいくつかあたってみましたが、どこも定員オーバー。当職の両親も他界しているため、嫁の両親に頼るしかなかったのですが、夏休み前に義父が倒れて緊急入院。義母には看病があるため息子を預けるわけにもいかなくなってしまいました。もう、八方ふさがりです。

 そんな折、たまたま、福祉関係の仕事をしているお客さんが当事務所へ相談のため来所。話を聞くと生前に福祉施設に勤めていた父の元同僚とのこと。息子のことを相談すると、障害児の一時預かりの施設を探してくれるとのこと。紹介してもらった施設に面談に行って、市役所で手続きをして、夏休みの前日7月20日にギリギリ手続完了。とんとん拍子にことが運んだため、当職も長い夏休みをとらずにすむこととなりました。

 今回の件で、自分の父親の存在の大きさ、ありがたみを改めて感じました。亡くなった父が残してくれた「人間関係」に助けられたのです。当職は母を早くに亡くしていることもあり、父に頼って、父の背中を見て育ちました。その「生きざま」も当職の人格形成に多大な影響を残してくれています。「人間関係」や「生きざま」…父親が子供に残してやることができるのは、なにも形のある「財産」だけではないのです。当職も、父親として「子供たちに何を残してやれるか」を考える機会になりました。

 そんなことはつゆ知らず、息子は毎日楽しく一時預かりの施設に通っています。「じいちゃんに感謝するんだよ。」

解説画像 解説:登記・相続・裁判等司法書士に関連の深い事項を解説していきます。

「誰に何を頼めばいいの?」 

  ~ 各士業の手続比較

 当事務所に時々「社会保険の手続きをしてほしいのですが…」、「建設業の許可をとりたいのですが…」といった司法書士業務とは直接関係のない相談や依頼の電話がかかってきます。一般の方にとって、「どの手続きをどこに頼めばいいか」ということはわからないのが普通だと思います。そこで、本号では「各士業の手続比較」として主だった(独断と偏見で選ばせていただきました)士業の手続きを紹介したいと思います。






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