相続

No.182 特別代理人と相続

    ~ 知らなくてもなんとかなるかもしれないけど、知ってたらきっと役立つ情報をお届けします ~

    第1号 令和2年9月 発行

    特別代理人と相続 ~ 相続人に未成年者等がいる場合

    A COLUMN ~記事~

    司法書士の高齢化 ~ 2人の新人?司法書士

     
    少し驚いているのですが、コロナ渦においても愛知県内の不動産関係の消費は落ち込んでいないようです。結果、当事務所も多忙を極め、このたび、2人の新人司法書士を当事務所に迎え入れることになりました。新人とはいえ、年齢は40代と50代の見た目ベテランの新人司法書士です(笑)。10年前は当事務所の司法書士の平均年齢は20代後半だったのですが、平均40代なかばのおっさん事務所になってしまいました(泣)。

    近年、司法書士の合格者(受験生)の高年齢化が際立ってきています。将来AIに仕事を取って変わられるという不安からか、はたまた司法試験の予備試験の導入(法科大学院に行かなくても弁護士になれる)の影響か…。実際、ここ数年の合格者は平均年齢40歳くらいだと聞きます。当職が司法書士試験に合格した約20年前は20代がほとんどだったのになぁ。

    結局、若い子たちが司法書士という仕事に魅力を感じなくなっていることは事実だと思います。司法書士は業界全体として、政界にも働きかけ、訴訟代理権や財産管理、後見等新たな分野への進出や、登記手続における本人確認情報制度(権利証等がない場合に司法書士が本人確認をすることで登記申請が受け付けられる制度)の導入等、その存在意義を高める努力をしてきました。にもかかわらず、若者たちが司法書士を目指さなくなったのはどうしてでしょうか?

    司法書士を目指す若者が増えないのは、結局、アピールが足りないのだと当職は分析しています。司法制度改革によって弁護士さんの数が増え、若い弁護士さんの仕事が少なくなっているという話も聞きますが、司法書士は多くの事務所が資格者不足に悩んでいるくらいで、現状は司法書士の方が仕事が多く、はっきり言って「食えます」。やりがいもあって食える仕事だということを、各方面でもっとアピールしていかないと、現状は変わらないのかもしれません。当職も微力ながら司法書士の魅力を積極的にアピールしていきたいと思います。(実際はこのブログでコメントする程度ですが…)

    菅田将暉あたりが主演の司法書士の連続ドラマでも始まらないかなぁ…
     

    ながしま事務所通信

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