～ 知らなくてもなんとかなるかもしれないけど、知ってたらきっと役立つ情報をお届けします ～ 第218号 令和5年9月発行
A COLUMN ～記事～
ニーズにあわせて ～ 郊外のハンバーグ店
先日、仕事で郊外の県道を走行中、パチンコ屋さんの駐車場敷地内に新しく開店したハンバーグ店を見つけました。「こんなところにハンバーグ屋さんが…」。興味が沸いたので、一度食べてみることにしました。他の業態のお店を改装したであろう店舗は決して大きくなく、店内はおしゃれなインテリアでカントリー風に統一。おいしそうな肉汁の匂いが充満している店内でしたが、お昼時だというのに客は当職の他に一人だけ。嫌な予感がしましたが、メニューを開いて「やっぱり！」。
ランチメニューが１２００円～２０００円。ロードサイドでパチンコ屋さんの広い駐車場があるため、仕事中の営業マンの昼食にもってこい。もちろんパチンコ屋さんの客も利用するであろう、明らかに「男性」向けの立地に昼食１０００円超えはありえない。「この場所でこの金額はそりゃぁ流行らん」と思いつつ、注文せずに席を立つわけにもいかず、１４００円のハンバーグ焼き定食を注文することにしました。
鉄板の上に山盛りの焼き野菜とデミグラスソースのハンバーグとライス（パンも選べるようでしたが）。明らかに男性向けのメニュー。「この値段じゃあなぁ…」と再度思いつつ、食べてみると…「うまい！」。ハンバーグは大きくはないものの、おそらく良い肉を使っていて肉汁が溢れ出し、ソースは上品でありかつこってり濃厚、焼き野菜でお腹もいっぱい。「１４００円はむしろお値打ちかも」と思わせる味でした。食事を満喫した後、「もったいないなぁ」と思いつつ、店をあとにしました。
おいしい食事を提供できても、ニーズにあわせた出店ができていないため、何か手をうたなければ近日中にこのハンバーグ屋さんは潰れてしまうでしょう。ハンバーグへのこだわりはわかりますが、もっとこだわって場所や外観メニューもランチ代を惜しまない女性向けにするか、こだわりを捨てて１０００円以下の男性向けメニューを提供するか。出店をする時点でオーナーは気づかなかったのかなぁ…。
他人のことばかり言っていられません。商売をする以上、どんな商売でも同じです。もちろん、われわれ司法書士でも一緒です。これまでの経験からお客様に最高のサービスを提供できる自信はあるものの、お客様はそこまで求めているのか。とりあえず登記できればいいやというお客様に、「あれもできます、これもできます」と提案したところで相手にはしてもらえません。逆に、全部任せたいというお客様に、「うちは登記しかやりません」とういのも違います。
いかにお客様のニーズをとらえ、それにあわせたサービスが提供できるかが大事ですよね。
EXPLANATION ～解説～
株式会社の設立 ～ 司法書士に任せて楽々会社設立
新たに事業を始める場合、個人事業主として始めるか、いきなり会社を設立するか迷うところです。以前は個人事業主として事業を始め、軌道に乗ったら「法人成り」する方が多かったように思いますが、平成１７年（２００５年）に会社法が施行されて以降、会社の設立がしやすくなったため、最初から会社を設立するという方が増えたように思います。
一般的には、設立する会社のほとんどが、株式会社か合同会社ということになります。設立手続も簡単な合同会社を選択される方も増えてはいますが、「合同会社=小さな会社」というイメージがまだ強く、いずれ商売を大きくしていきたいという方（ほとんどの場合皆さんそう思っているのでは…）にとっては株式会社の方が人気が高いように思います。
＜参考＞
合同会社の設立（ながしま事務所通信No.137）
合同会社と株式会社の違い（ながしま事務所通信No.185）
１ 会社社設立手続を「司法書士に任せるメリット」
司法書士は登記の専門家です。会社設立に関わる書類作成や定款認証、法務局への設立登記申請の手続きなどすべてを依頼することができます。特に設立登記の手続きは、司法書士の独占業務です。
また多くの会社設立の経験があるため、適切なアドバイスも期待できます。
２ 株式会社設立の手続き（司法書士に任せた場合）
※ 電子認証により、定款の印紙代４万円が不要となります
※ 設立登記申請日が設立日になります
※ お客様にご用意いただくものは、「印鑑証明書」「実印」「通帳」のみです。
※ お客様にしていただかなければならないのは上記①⑤⑥⑩のみです。
ご不明な点がございましたら、当事務所へお問い合わせください。
